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Fight for Your Right / Beastie Boys(ビースティ・ボーイズ)|80’s 傑作選

Licensed to Ill

こんにちは!
HIMA-JIN WALKER です

Beastie Boys(ビースティ・ボーイズ)の音楽、聴いたことはありますか?

Beastie Boysは、ユニークな音楽スタイルと先駆的なアプローチで80年代の音楽シーンに不朽の足跡を残したバンドです。

結成当初はハードコア寄りのパンクロックバンドとして活動していたのですが、人気に火がついたのは、ヒップホップの領域に進出してからです。パンクロックとヒップホップを融合した独特のサウンドを築いて一気にメジャーなバンドに。

ニューウェーブが席巻し、多様さが特徴的だった1980年代のミュージックシーンにおいて、ヒップホップをメインストリームに押し上げた彼らは、ヒップホップの歴史においても影響力のあるグループのひとつとして称えられています。

また、音楽だけでなく、個性的なファッションやカルチャーにも大きな影響を与えた、存在感のあるバンドでした。

Fight for Your Right

この、「Fight for Your Right」という曲は、彼らのキャリアを象徴するデビューアルバムで名盤と評価されている「Licensed to Ill」に収録されています。

"Yeah〜 Kick it !!"のシャウトから始まるスタイルはパンクそのもの。このパンチの効いたオープニングからビビッ!ときました。

シンプルだけど重厚なサウンドに乗るキャッチーなメロディーは意外にもダンサンブルで、当時のクラブ系ディスコでもすんなり常連のヒットナンバーに。ダンスフロアでもしっかりヘビープレイ。Disco OZ(オズ)でも (^^)

lofi-chill.hateblo.jp

サビの"You gotta fight for your right to party!"(楽しむ権利は自分の手で勝ち取れ!)は、若者たちの反抗心を代弁。ロンドンとニューヨークの音楽とカルチャーが交錯し、パンクとヒップホップのもつエネルギーが狂奏する、混迷化による社会不安を吹き飛ばすパワーが爽快。

また、歌詞の遊び心と独自の表現方法も Beastie Boys の特徴のです。言葉の遊びを巧みに操り、聴く側にユーモアと反体制的思想とを同時に考えさせます。この言葉のアートは、彼らの楽曲に独自の色彩を与えており、他のアーティストと一線を画す存在にしています。

このユーモアの裏に潜む社会的な意識が、彼らの音楽に深みと重要性を与えています。

Fight for Your Right」が持つ過激でエネルギッシュな音楽は、キャッチーで誰もが覚えやすいポップなスタイルを融合させながらも、聴く側に不屈の精神を鼓舞させる圧倒的なパワーも感じます。

曲が生まれた時代背景も考慮すると、そのメッセージは青春期における社会へのフラストレーションに対する反逆的な心理を見事に象徴しているかのような。今の時代でも受け入れられる音楽要素ですね。

特異性、独自性、ユーモアと挑戦的な姿勢を持ち合わせ、音楽の枠を超えた多様な要素からヒップホップシーンに大きな影響を与えた Beastie Boys の「Fight for Your Right」は、今も多くの人に愛され続けているロック史に残る名曲です。

Licensed to ill

Licensed to ill

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また、当時としては斬新な独創的なミュージックビデオも話題となり、MTVなどで頻繁に流れていました。

それでは、次回の80年代の音楽探訪⁈ もお楽しみに (^^)