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World Destruction / Time Zone(タイム・ゾーン)|80’s 傑作選

World Destruction

こんにちは!
HIMA-JIN WALKER です

World Destruction

ワールド・ディストラクション(World Destruction)」は、PiLジョン・ライドン(John Lisdon)をフューチャーした、アフリカ・バンバータ(Afrika Bambaataa)のプロジェクト「タイム・ゾーン」との超異色のコラボレーションに、ビル・ラズウェル(Bill Laswell)によるプロデュースで1984年にリリースされた楽曲です。

PiL(パブリック・イメージ・リミテッド)ジョン・ライドンは、1978年にセックス・ピストルズを脱退した後、PiLを結成し、ニューウェーブ、ポストパンクのミュージック・シーンで大きな影響を与え続けた奇才ミュージシャンです。

アフリカ・バンバータは、アメリカのヒップホップ・アーティストであり、サウンドクリエイターで、ヒップホップ文化を確立するキーマンとして活躍ていしました。エレクトロニックなヒップポップサウンド、多様な音楽的要素の融合に、社会的・政治的なメッセージ性の強い音楽スタイルが印象的です。

この最強な個性の組み合わせによる「World Destruction」は、アフリカ・バンバータのヒップホップと、PiLのポストパンクが組み合わされた、非常に攻撃的なリズムが特徴的で、楽曲が持つ社会批評的な強力なメッセージと相まって、激しいエネルギーを感じます。
当時の政治的・社会的な問題に対するジョン・ライドンとアフリカ・バンバータの批判的な見解の一致を音楽的に表現するポリティカルなスタンスが際立っています。

また、ポストパンクとヒップホップの異なる音楽的要素が融合された音楽スタイルは、新しい音楽的可能性を示唆しており、異なる音楽的バックグラウンドを持つアーティストたちへの新しい試みへの挑戦のきっかけとして、音楽史上に大きな影響を与えたとされています。

アフリカ・バンバーターとラップで掛け合いするジョン・ライドンのボーカルには、ところどころにセックス・ピストルズのジョニー・ロットンが感じられ、それはそれでワクワクしたものです(^^)

ミュージックビデオで変人ぶりを演じるジョン・ライドンは、どの音楽スタイルであっても変わらない凄さを感じます。

エレクトロでヒップポップのダンサンブルなリズムがディスコでもヘビープレイ。こちらは、ディスコOZ ではなく DANCE HALL でよく耳にした曲です。

World Destruction」の影に隠れがちですが、スクラッチを効かせた「Wild Style」という楽曲もカッコ良すぎでおススメです!

アフリカ・バンバーターといえば、1985年にRun-D.M.C.やルー・リード、U2など多くのビッグ・アーティストと反アパルトヘイト運動のアルバム「サン・シティ」を手掛けたことでも有名です。

一方、ジョン・ライドンは、パンクロックからポストパンク、そしてヒップホップという、それまでにない音楽的領域に挑戦し、高い評価を受け、その後も様々なアーティストとのコラボレーションを通じて、音楽的挑戦を続けています。

たとえば、1990年代には、レフトフィールドとの楽曲「Open Up」をリリースし、エレクトロニック・ハウスミュージックとロックを融合させた先駆的な楽曲として、世界的なヒットを記録しました。
やっぱり常人ではありません。天才奇才ですね(^^)

World Destruction

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  • タイム・ゾーン, ジョン・ライドン & アフリカ・バンバータ
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥153
  • provided courtesy of iTunes