こんにちは!
HIMA-JIN WALKER です
音楽プロデューサーであり、ヴィヴィアン・ウエストウッド、ボンデージ、ニューヨーク・ドールズ、セックス・ピストルズ、アダム&ジ・アンツ、バウ・ワウ・ワウなどなど、パンクファッションとパンクロックの仕掛人でもあり、自らも実験的前衛アーティストでもあった、音楽ビジネスシーンにおける才人のひとりマルコム・マクラーレン。
パンクロックのムーブメントを世界レベルへ発展させた凄い人で、80年代のカルチャーを語る上では外せないキーマンです。
常に先駆的で斬新なアプローチを追求する彼が発表した楽曲の中から「Buffalo Gals」と「Double Dutch」のヒット2曲。
Buffalo Gals
「Buffalo Gals」は、1980年代の初めに発表されたマルコム・マクラーレンのアルバム「Duck Rock(邦題:俺がマルコムだ!)」に収録されている曲です。この曲は、アメリカ民謡の「Buffalo Gals」をサンプリングし、ヒップホップとスクラッチを取り入れストリート・ダンス・ミュージックに仕上げています。アレンジスキルが半端ないですね。
パンク&ニューウェーブの時代にあえてヒップホップ。先進的に攻める姿勢はさすがマルコム・マクラーレン。
でも、ちゃんとデジタルでエレクトリックな要素は注入してます。
元になっている民謡はこんな感じ
ブルース・スプリングスティーンも「Buffalo Gals」歌ってます。
ミュージック・ビデオも話題に。
Double Dutch
「Double Dutch」も、アルバム「Duck Rock」に収録されています。ヒップホップの要素と、アフリカンなエレクトロファンクのビートやサンプリング、ラップを取り入れた遊び心のあるポップでキャッチーなダンスナンバーです。
ダブルダッチという2本の縄を使った縄跳びを題材にしたもの。ダブルダッチのリズムや掛け声を生かしたポップなナンバーで、ビデオクリップにはダブルダッチの様子が映っていて当時MTVでよく見かけました。
子どもの遊び道具のイメージしかなかった縄跳びが、海外だとこんなにアクロバティックでクールなスポーツんだ!と、ヒップホップなサウンドよりも映像のインパクトが大きかった曲です。
どちらもマルコム・マクラーレンの奇才ぶりが溢れ出ています。