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Simple Minds(シンプル・マインズ)のヒットナンバーから4曲|80’s 傑作選

5 ALBUM SET

こんにちは!
HIMA-JIN WALKER です

1970年代にスコットランドで結成されたロックバンド、Simple Minds(シンプル・マインズ)

ニューウェーブムーブメントへの移り変わり真っ只中に、ポストパンクの実験的サウンドから、彼ら独自のエレクトリックな音楽スタイルで、80年代には世界的有名なロックバンドへと爆成長。このようなプロセスでメジャーに成り上がったバンドが多かった時代でした。

今回は、シンプル・マインズのいくつかのヒット曲の中から、彼らの音楽的成長の片鱗が伺えるオススメの曲を紹介します。

Love Song

1970年代のデビュー当初のアルバムは、パンクやガレージロックを引きずりながらも、当時のトレンドのシンセやポップサウンドをいかに取り入れるかといった、実験的な音楽作りに翻弄されてるかのような印象。それはそれで面白さがあるのですが、80年代初めにリリースされた「Love Song」がシンプル・マインズの大転換期を形成した重要な曲だと思います。

曲の出だしから、うねりまくりのギターとシンセサイザーに、鋭く刺さるドラムビート。へヴィウエイトなリズムとダンサンブルなメロディに、重厚なボーカルが絡み合いながらも、淡々と進行していく無機質な展開。

パンクやロック方面にもしっかりアピールしながら、シンプル・マインズの新たな世界観を見事に表現。評価も高く音楽チャートの上位にチャートイン!

シンプル・マインズの音楽スタイルが、ポストパンクからエレクトリックなポップロックへと変化していくキーとなる曲です。

Don’t You(Forget About Me)

シンプル・マインズといえば、という彼らのキャリアを代表する曲「Don’t You(Forget About Me)」。映画の主題歌となったメジャーな曲で、80年代を代表する名曲です。

イントロからインパクトあるロック、メロディアスなボーカルと、シンセサイザーの巧みな使用で「Love Song」と比べると、よりポップで情感豊かな音楽に仕上がっています。曲の濃淡さを演出するアレンジも壮大な展開力も秀逸。

耳に残るメロディと歌詞で、ついつい口ずさんでしまう曲です。

Alive and Kicking

よりメロディアスで、よりパワフルなボーカルが際立つ「Alive and Kicking」。ワールドワイドに賞賛されるロックスタイルが完璧。ハードなビートサウンドとコーラスを用いたソフトさの絶妙なバランスが広がりのある楽曲に。まるで、コンサート会場で聴いているかのようにぐいぐいと惹き込まれ、共感と感動すら覚えます。アリーナロックの本髄発揮です。

この後に出てくる曲は、この曲の音楽スタイルがベースになっているように思えるほど、シンプル・マインズのキャリアの中でもインパクトのある曲です。 …曲調がU2ぽい⁈ (^^;

Mandera Day

「Mandela Day」は、シンプル・マインズの中でもポリティカルな社会的メッセージの強い特徴的な曲です。1989年に発表されたアルバム「Street Fighting Years」に収録されているこの曲は、南アフリカを平和に導きノーベル平和賞を受賞した政治家、ネルソン・マンデラ氏をオマージュした曲です。

平和を想像させる心穏やかな美しいメロディラインに、アフリカ民族音楽を取り入れた疾走感のあるリズム、エネルギーを感じる力強いギターリフ、壮大なコーラスセクションが荘厳。パンクスピリットを取り入れつつ、ロックのエネルギーとシンセサイザーの豊富なメロディを融合させたシンプル・マインズ特有の作品です。ジム・カーの感情豊かなボーカルスタイルも際立っています。

平和格差が広がりつつある中、人々に社会的な問題への関心を喚起させ、希望、自由、平和のために自ら行動することの大切さを考えさせる普遍的なメッセージを持ったロックミュージックの傑作。時代を超えて多くの人々に感銘を与える名曲です。

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