こんにちは!
HIMA-JIN WALKER です
ポストパンクの代表的なバンド、ジョイ・ディヴィジョンを前身とする New Order(ニュー・オーダー)。
80年代には、ポストパンクとシンセサイザーやドラムマシンを取り入れたディスコ/ダンスミュージックを融合したサウンド傾倒。
ジョイ・ディヴィジョンの闇深さとメランコリックな音楽スタイルを引き継ぎながらも、よりダンサブルでエレクトロニックなロックやニューウェーブの先駆者として活躍。
独自の音楽スタイルと刺激的な作品で長く注目されたバンドです。
Confusion(コンフュージョン)
「Confusion(コンフュージョン)」は、ニュー・オーダーのシングル曲で大ヒット曲「Blue Monday(ブルー・マンデー)」に続いてリリースされた曲で、シンセベースやドラムマシンを基調に、「ブルー・マンデー」よりもヒップホップやエレクトロの要素が印象的なダンスナンバーに仕上がっています。
エレクトロニックなドラムビートと重低音のベースライン、ブレイクビーツ(breakbeats)と呼ばれるリズムスタイルが特徴的です。
さらに、ディストーションやエフェクトをかけたギターのリフも際立っており、エネルギッシュでダイナミックなサウンドを生み出しています。
また、独特のボーカルスタイルとコーラスで、曲にさらなる個性と魅力が加わっています。
また「Confusion」は、ニュー・オーダーの音楽性の変化を象徴する曲であり、ポストパンクからエレクトロニック・ダンスへと移行するプロセスを示しています。
この曲は、ダンスミュージックとロックの要素を巧みに融合させた、創造的破壊をイメージさせる前衛的で革新的なサウンドが、当時のロンドンやニューヨークのクラブシーンにも影響を与え、後のテクノやハウスにも通じるサウンドを作り出しました。
もちろん日本のディスコ/クラブシーンでもヘビープレイされました。
「Confusion」は、疾走感のあるブレイクビーツにニューウェーブ感漂うヴォーカルが乗る、その独特なサウンドとエネルギーにより、後に多様化するダンスミュージックの分野で大きな影響力を持つ曲となりました。