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New Order(ニュー・オーダー)のアルバム「Low-Life」のヒットナンバーから2曲|80’s 傑作選

Low Life

こんにちは!
HIMA-JIN WALKER です

80年代のニューウェーブ・ムーブメントを牽引したリーディング・バンドのひとつ、New Order(ニュー・オーダー)
ポストパンク、ゴシックロックを基軸に活躍した Joy Division(ジョイ・ディヴィジョン)を起源に、さらに、ダンサブルで電子的なサウンドへの発展的挑戦で独自の音楽作りを貫いた、その頑なポリシーが痛快!です。

彼らのキャリアを代表する衝撃的なヒット曲「Blue Monday」以降も、継続的にスマッシュヒットを連発!

今回は、ニューウェーブからHi-NRG/ユーロビートへとクラブシーンが移り変わるタイミングで、そのトレンドにうまく合致し、ニュー・オーダーの評価をさらに高めたアルバム「Low-Life」(1985年) から2曲紹介します。

The Perfect Kiss(パーフェクト・キス)

システマチックで無機質なエレクトリックサウンドでクラブシーンに衝撃を与えた「Blue Monday」に比べると、この「Perfect Kiss」は、ポストパンク、ニューウェーブのセンスはそのまま残しながらも、より緻密なテクノロジーと、情感のあるメロディで洗練されたれたサウンドへの進化がピカイチの曲。

「Perfect Kiss」をオススメするポイントは、何と言ってもその類まれなサウンドです。エレクトロニックなビート、サイケデリックなシンセサイザーの音色、美しいギターリフに、オーケストラのように層の厚い音色を融合した、ハイデジタルなサウンドにアナログなボーカルとのフュージョン。独特の哀愁漂うニュー・オーダーの創造力の高さに天晴れ!「Blue Monday」よりも、より広範囲なジャンルのクラブ/ディスコに歓迎されるエレクトリック・ダンスナンバーでした。

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バンドの生い立ちや志向性とは別に、ゴージャスで煌びやかなHi-NRG/ユーロビート系のディスコで絶大な人気を得たこの曲。ニュー・オーダーの曲なのに⁈ お立ち台で有名なイケイケのディスコでもヘビープレイ (^^;

ミュージック・ビデオも特徴的です。
終始、スタジオ録音の様子をリアルに映像化したもので、演出に凝った当時のミュージック・ビデオにはないドキュメンタリー・タッチ。むしろ、これが新鮮で、ニュー・オーダーの独特な楽曲がどのように作られているのかを垣間見ることができ、妙に感動したものです。
特に、スタジオの壁面に ジョイ・ディヴィジョン のポスターが貼ってあるのを見つけた時は感動!いつもイアン・カーティスと共にある、ということでしょうか。涙モノです...


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Sub-culture(サブ・カルチャー)

なんとなく宗教的で不穏な気配漂う独特なシンセサイザーの音色から始まる「Sub-culture」。メカニカルでクールなビートが重なり、フラットでスムーズに展開するメロディは、どことなくレトロです。「Blue Monday」とオーバーラップするユニークなテンポは、ポストパンク、テクノ、ニューウェーブ、ダンスの要素を融合させたニュー・オーダー特有の世界観を再現。しっかり組織されたシンセサイザーに、ベーシックなドラム、ベース、ギターサウンドが重なり相乗的な効果を発揮する典型的なニューオーダーの音楽スタイル。気持ち良し (^^)

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「Sub-culture」をオススメするポイントは、幾重にも重なる多層的な音楽要素の魅力です。ニューオーダーのフュージョンされた音楽性に興味を持つ人であれば、この曲も必聴です。

この曲のメロディックさは、当時のクラブシーンでのプレイにもぴったりで、「Perfect Kiss」同様に、イケイケのディスコ・フリークに熱く支持されたものです。


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lofi-chill.hateblo.jp