こんにちは!
HIMA-JIN WALKER です
トーマス・ドルビーは、1980年代を代表するシンセポップのアーティストであり凄腕プロデューサーとしても有名でした。
特に、シンセサイザーやサンプラー、デジタルエフェクトなどのテクノロジーを駆使した先鋭的な音楽スタイルが特徴的です。
「ラジオ・スターの悲劇」で有名なバグルスのメンバーのひとりブルース・ウーリー (Bruce Woolley)のブルース・ウーリー・アンド・ザ・カメラ・クラブのキーボード・プレイヤーとしての活動が彼の音楽スタイルのルーツとなっているのでしょうね。
She Blinded Me With Science
1982年にリリースされ音楽チャートの上位にチャートインした「She Blinded Me With Science」は、彼の代表曲として認知されています。
ちなみに邦題は「彼女はサイエンス」です。キャッチーですが、なんとも不可思議なタイトルですね (^^)
この曲、ビートボックスやエレクトリック・ドラム、シンセサイザーのリフなど、エレクトロニックなサウンドが多用されており、当時としては先進的な音響効果がこれでもかと使用されています。
そして、この独特のサウンドとともに曲中で連呼される「Science!」という、シンプルでキャッチーなフレーズは、実験的な側面を科学的に示唆していると理解できそうです。勝手にですが (^^;
また、ミュージックビデオの構成も当時としては画期的で、音楽とともに注目され、MTVでヘビー・プレイされました。
「She Blinded Me With Science」は、エレクトリック・テクノロジーの先進さがニューウェーブ・ムーブメントとディスコブームとうまくマッチし、当時のクラブ系ディスコの定番として人気を博しました。もちろんOZでも。
また、トーマス・ドルビーといえば、坂本龍一さんとのと共作で傑作の「FIELD WORK」も有名ですね。