こんにちは！
HIMA-JIN WALKER です
セックス・ピストルズやクラッシュ、ダムドなど初期のパンクバンドと同じくくりでカテゴライズされがちな The Jam（ザ・ジャム）。
デビューした時期的にパンク寄りのロックとして評価されますが、キャリアとともに、モッズ、ロックンロール、ファンクの要素を融合させた独自の音楽スタイルが特徴的なバンドへと。
Town Called Malice
1980年代にヒットした「Town Called Malice（邦題：悪意という名の街）」は、その力強いメッセージと躍動感あふれるサウンドでパンクロックかと思いきや、ファンキーでソウルやモータウン、R&Bの要素もあるレトリックなメロディの曲。
また、なんともクラシカルな感じの漂う曲ですが、それが80年代はむしろ斬新で、アバンギャルドでもあります。
前衛的なサウンドとディスコにマッチするリズムがクラブ系ディスコの愛好者に見事にハマり、人気そのままに後の「スタイル・カウンシル」というバンドへと確実に繋がっていきました。
ポップな要素もあり、誰にでも聴きやすい名曲です。
デビュー当時のシンプルでストレートな音楽スタイル（ファッションも）からポリシーはそのまま。
ジャンルを超えた音楽スタイルを上手く取り入れながら、しっかりと成長を遂げた才能あるバンド（ポール・ウェラー）です。
