こんにちは!
HIMA-JIN WALKER です
1970年代後半から1980年代前半にかけて活躍したイギリスのニューウェーブ・ムーブメントを代表するシンセポップバンド、Ultravox(ウルトラヴォックス)。
過去の伝統的なロックスタイルにとらわれず、デジタル技術を積極的に取り入れることで、新しい音楽的アプローチを追求し、洗練されたサウンドスケープを創作しました。
そのサウンドスケープ感が溢れ出る名曲「Reep The Wild Wind」を前回紹介しました。
New Europeans(ニュー・ヨーロピアンズ)
ウルトラヴォックスのキャリアを代表するヒット曲で、シンセポップの傑作「New Europeans」。
小気味良いギターカッティングに、洗練されたシンセサウンドとダンサブルなビートが冴え渡るこの曲。エッジの効いたサウンドには、どことなく初期のウルトラヴォックスのパンクロック的な要素を感じながらも、ミッジ・ユーロの歌唱力に富んだボーカルもあって、前衛的で革新的な独自のアートロックを印象付けています。
この「New Europeans」は、ニューウェーブ・ムーブメントにおけるウルトラヴォックスの圧倒的な影響力を示した曲でもあります。
80年代のテレビCMは洋楽花盛り。このウルトラヴォックスの「New Europeans」もサントリーのウイスキーのCM曲として日本のお茶の間に登場。
アバンギャルドで摩訶不思議な、ニューウェーブ臭がプンプンするCMでした。
また、CMの登場人物が、三宅一生さんだったのもDCブランド全盛期の80年代らしい演出。ウルトラヴォックスとイッセイ・ミヤケの起用だなんて、なんとも贅沢で洒落てました。良き昭和の象徴ですねぇ (^^)