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Journey Through A Body / Throbbing Gristle(スロッビング・グリッスル)|アルバム 傑作選

こんにちは!
HIMA-JIN WALKER です

Throbbing Gristle(スロッビング・グリッスル)は、80年代当時、レンタルレコードで手当たり次第に輸入盤のレコードを借りまくっていたときに偶然出会ったバンドです。

バンド名は、英語で「脈打つ軟骨」。
この時点で実に怪しい (^^; バンド名からてっきりパンクかと思いました。
借りたときは。

バンドの実態の詳細は不明ですが、ロンドンのアンダーグラウンド界における伝説的なパフォーミング・アート集団「クーム・トランスミッション」が母体とのことです。

系統としては、パンクロック以降のポストパンクになるでしょうか。
空前のディスコブームで一般大衆化したニューウェーブ路線との違いは、聴けば明白この上ありません。

Journey Through A Body

ジャンルで言えば「インダストリアル・ミュージック」の類です。
サンプリングというより、リアルでノイジーな機械音は、ときに嫌悪感すら覚えます。そして、エクソシストを彷彿する呪言のような喘き声か、狂乱の叫びなのか、Extensive なボーカルとエレクトリックなサウンドが重なり合って、工業化社会を煽るようで排他的虚無感しか感じません。

かと思えば、美しい旋律のピアノ曲でクロージングしたりと脳内神経をパニックに陥れます。

しかし、それは彼らの意図するところのパフォーミングで、次第にその世界観に引き摺り込まれてしまいます。社会のタブー(違和感のある事)に無関心でいられない、人間の心理をうまく突いている(洗脳の)ようで妙に感心してしまいます(感動はありませんでしたが… TGゴメンなさい )。

後のインダストリアル、ノイズ系のバンドに絶大なの影響を与えた、音楽史に残る伝説的存在です。
後にサイキックTVへと。

また、アルバムのジャケットに自殺の名所などを使用するなど、独特な感性の表現方法に前衛派アーティストとしての圧倒的な強いこだわりを感じます。
闇と狂気を感じてみるにはおもしろい作品です。
ハマる人はハマる、ハッキリしたマニアックな傑作です。

あと、よく聴いたのは「Greatest Hits」。

アルバムジャケットからは想像できない狂気が凝縮されています。
当時、この紙ジャケも話題に。

Throbbing Gristles..

Journey Through a Body (Remastered)

Journey Through a Body (Remastered)

  • Throbbing Gristle
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  • ¥1528

Throbbing Gristle's Greatest Hits (Remastered)

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