チル=イズム

人生を上手にナスがままにマメに⁈ 自分らしく生きる

Dead or Alive(デッド・オア・アライブ)のヒット・ナンバーから5曲|80’s 傑作選

You Spin Me Round

こんにちは!
HIMA-JIN WALKER です

70年代のパンクムーブメント以降、ジャンルの多様化と表現の自由度が高まり、いろいろ興味深いアーティストが出てきました。

1980年代に活躍したDead or Alive(デッド・オア・アライブ)もそのひとつです。

デビュー当初は、オルタナ系のゴシックロック的なバンドで、ボーカルのピート・バーンズの妖艶で神秘的な容姿は別として、音楽的にコレといった特徴は見られませんでした。

ところが、80年代のディスコブーム期の路線変更が見事に時代とぴったりマッチ。ディスコ、ニューウェーブ、ニューロマンティック、Hi-NRG、ユーロビートなどの音楽ジャンルを取り入れたダンサブルで個性的なサウンドで、 1984年から1986年までの数年の間にスマッシュヒットを連発!

大胆不敵なエンターテイメント性とショッキングなルックスの変遷で、常に話題の多かったカリスマ・アーティスト、ピート・バーンズの特異なキャラクターも手伝って注目度アップ!

That's The Way(I Like It)

KC and the Sunshine Bandのカバー曲をデジタル・ダンスミュージックにアレンジした「ザッツ・ザ・ウェイ」。
デッド・オア・アライブによるヒットのおかげで、オリジナルもディスコで再ブレイク。元々がファンキーでかっこいい曲です。

デッド・オア・アライブの「ザッツ・ザ・ウェイ」は、彼らの初期のサウンドを代表する曲調で、ファンキーなベースラインとエレクトロニックなシンセサイザーが組み合わされた、パワフルでエナジー全開のディスコナンバーです。

https://open.spotify.com/track/5nCKfWXDhpakXoLHvjELu0?:rmbed

ピート・バーンズのセクシーだけどパンチの効いた歌声とミュージックビデオが印象的です。MTVでヘビープレイ、ディスコで大ヒットし、デッド・オア・アライブが一気にメジャーになった曲です。

You Spin Me Round(Like A Record)

ポップ路線に傾倒せず、アンダーグラウンドでゴシックな感じはそのまま。でも、しっかり当時のディスコ・フリークにアプローチした独特なサウンドで、バンド最大のヒットシングルに。

このあたりからHi-NRGとユーロビートの要素が出てきました。
ピート・バーンズの独特なボーカルとキャッチーなフレーズが特徴的な、80年代を代表する良質なダンス・クラッシックです。

Lover Come Back To Me

デッド・オア・アライヴの2枚目のヒットアルバム「Youthquake」からのシングルです。
ユーロビートのテイストが強いエレクトリック・ダンスポップと、ピート・バーンズの力強いボーカルの重なりがお見事!

ちょうど日本のディスコシーンもユーロビート時代へと移り変わり行く中で、ヒットしないわけがありません。もちろんディスコの定番に。

My Heart Goes Bang(Get Me To The Doctor)

こちらもユーロビート・ディスコの定番の曲で、アルバム「Youthquake」からのシングルです。
シンセがピコピコ乱れ打ちの、ユーロビートのテイストがさらに強まり、完成度が最高潮に到達したダンスポップ。

「心臓がバクバクする」という歌詞と同様に、激しいダンスで心臓がバクバク⁈に。
ダンスチャートを賑わせた曲です。

Brand New Lover

これまたユーロビート・ディスコの定番の曲。デッド・オア・アライヴの3枚目のアルバム「Mad, Bad and Dangerous to Know」からのシングルです。
リズム、メロディ、ボーカルとデッド・オア・アライヴのユーロビート・スタイルが定着してきたダンスポップです。聴き比べると、初期のパワフルさよりもメロディ重視に変わってきているのがよく分かります。

この曲もダンスチャートとダンスフロアを賑わせました。

80年代のディスコのスタイルが、ニューウェーブを主体とする音楽から、よりダンス要素の強まったHi-NRG、ユーロビートへと変化する中で、デッド・オア・ライブがそのブームを牽引したのではないかと思われるほど、出す曲すべてかダンスチャートの上位を賑わせました。
そして、ユーロビート時代も人気は不動。世界で愛されるバンドへと変貌を遂げました。
日本でもマハラジャなどハイソ系ディスコで特に支持されていました。