こんにちは!HIMA-JIN WALKER です
1970年代後半にイギリスやアメリカで起こった革新的なカルチャーのひとつパンクロックムーブメント。反体制的な姿勢やシンプルでエネルギッシュなサウンドが特徴で、セックス・ピストルズやザ・クラッシュなどが有名ですね。
1970年代後半から80年代の前半には、いろいろなスタイルや表現方法を持つパンクバンドが数多く存在しました。例えば、この「999(ナインナインナイン)」というバンドもそうです。
ロンドン出身の4人組「999」は、イギリスのパンクバンドで、セックス・ピストルズ、クラッシュ、ダムドなどと同じ時期に活躍し、イギリスのパンクムーブメントを牽引しました。
彼らの ファーストアルバム「999」は、彼らのキャリアを代表する作品であり、彼らのサウンドの原点ともいえます。シンプルでエネルギッシュなサウンドと、パワフルで甲高いパンク節の効いたボーカル、パンクらしくない原色でポップな雰囲気のジャケットが印象的なこのアルバム。でも、その中身は、パワフルで疾走感のある、耳馴染みの良い名曲が満載で、これはこれでパンクロックの原点とも言える作品です。
999の代表曲の中でおススメは「Emergency」「Me and My Desire」「Nasty Nasty」あたり。特に「Nasty Nasty」は、今もパンクロックの代表曲として評価されているイチオシの曲です。
70年代特有の社会的思想でシリアスなアクトのパンクバンドとはちょっと違い、ポップでユニークで、おとぼけ感のある999ですが、それが他のスタイルとの違いを明確にし、パンクロック界のキーとなるバンドとして長くリスペクトされ続けました。後にブレークするポップ路線のパンクやファンキーなパンクムーブメントに大きな影響を与えた重要なパンクバンドです。