チル=イズム

人生を上手にナスがままにマメに⁈ 自分らしく生きる

怒ると叱る、正しく叱る

誰にでも怒ることはできる、それは簡単なことだ。
しかし、正しい人に、正しい程度に、正しい時に、正しい目的、正しい方法で怒ること、それは簡単ではない。

アリストテレス

こんにちは!
HIMA-JIN WALKER です

一向に減らない、パワハラの問題。

必要なことは、感情的な"怒る"ではなく、相手のことを思い指導する"叱る"がきちんとできるかどうか。すごく基本的なことです。これができるかできないかです。

感情にまかせて怒るということは、動物本能によるもので簡単なことです。でも、理性的に正しい方法で叱るということは、簡単なことではありません。

実際、職場の問題でよく聞きます。部下への強めなモノ言いは「パワハラだ!」と言われるかもしれないので、モノを言わない上司、耳の痛いことを言わない上司、言えない上司が増えたと。

また、学校教育の現場でもそうです。生徒や保護者からどんなクレームがくるかわからないから、言えないし、言わない。

沈黙を貫き通す。もちろん家庭でも同じ。

組織活動の中で人の上に立ち(上司や先輩など)指導する立場になった場合、パワハラと言われることに萎縮し、本来業務が滞ってしまったら本末転倒です。

しつけの目的は、自分で自分を支配する人間をつくることであって、人に支配される人間をつくることではない。
ハーバート・スペンサー

まずは、時代の違い、価値観の違いをしっかり受けとめ、その変化に応じてコミュニケーションを変えていくこと。そして、自分と人は違うという認識を持ち、相手の人権を尊重したうえで叱るということ。

叱るときは、いつ・どこで・どのような方法で、なぜ叱るのかを理性的に考え行うことが大事です。

意味なく怒鳴って怒る人から伝わるのは"恐怖"でしかありません。行動の目的が"怒られるからやる"になってしまいます。

そこから改善や改心は期待できません。高まるのは不信感と反発・反抗です。

なぜ叱るのか?
その目的を明確に伝えるための余裕が必要です。心に余裕を持つには、冷静さが必要です。冷静な自分で理性的に物事を判断し対処すること。その、知性ある行動が"人格"となって現れます。

正しく叱るには"理性的になる"ことです。

まずは、そこからです。