チル=イズム

人生を上手にナスがままにマメに⁈ 自分らしく生きる

人を大切にするということ


どんな人間でも一つや二つは素晴らしい能力を持っているのである。
その素晴らしいところを大切に育てていけば、一人前の人間になる。
これこそが人を大切にするうえで最も大事なことだ。

吉田松陰

こんにちは!
HIMA-JIN WALKER です

部下や後輩、メンバーが動かない、使えない、役に立たない… というのは、今も昔も変わらずよく聞く話です。

でも、できるリーダー(上司)は視点が違います。

部下やメンバーの"できない"は、自分自身の指導力、育成力(マネジメント能力)に問題があると考えます。

これは子育て、学校教育の場面でも同じです。

マネジメントで優先すべきことは、タスクの管理ではなく、人を育てること

短所をなくすより、その人の良さを見つけ、そこをしっかり伸ばすことに注力します。

きちんと耳を傾け、じっくり根気よく、相手の心(気持ち)に寄り添って…

まずそこに"本気さ"が問われます。本気か否かは相手にしっかり伝わります。

たとえば、会社から言われたからやる、上司や周りから言われたからやる、ルールだから仕方なしに… というネガティヴな姿勢と言動は、敏感にシビアに相手に伝わります。そして、相手から受容はなくなり、生まれるのは拒絶と嫌悪だけ。

人を育てるということは、もちろん手間がかかることです。しかし、かけた手間以上に大きな成果を得ることができます。

相手が育つということで、その本人がもっと成長したいという"やる気"と"自立心"を刺激することができます。

たとえば会社組織の場合、仕事や責任ある役割をどんどん任せられるようになれば、育てた側にも新しいチャレンジを行う余裕が持てるという副次効果も期待できます。

育てる文化(風土・社風)は、次の世代へ伝播する

自分がしてもらったこと(感謝)は、次から次へと当たり前に繋がっていきます。

育てない文化は、"ほったらかし"が定着します。いとも簡単に伝染します。

その結果、「教えてもらってないから知りませ〜ん」「できませ〜ん」と経営層や管理職などリーダーがなんの疑念もなく、平気に口にする無責任な組織になってしまいます。これは、政治や国家も同じ。

よくある形だけの組織です。終焉間近の組織です。

人を大事にする組織には、ハラスメントも起きえない

人を大事にする組織には、いかなるハラスメント(いじめ)も起きえません。モチベーションやエンゲージメントの欠乏も無縁です。

人を大事にするということは、無限の可能性を生み出す原点です。これは、いつの時代においても変わることのない原理原則です。

そして、誰にでもできることです。やるかやらないか。それだけです。

でも、できない人(しない人)もいます。

まず他人に興味、関心のない人。そして、自分の手柄にしか興味のない人。そう、利己主義的な人です。こうした人とは距離を置くことが賢明です。変に信用、信頼してしまうと、いざというときに足元をすくわれます。

人を見る目を養うこと"は、部下やメンバーにこそ重要なスキルです。組織(会社)に殺されないための生きるための必要能力です。